展示空間に入ると壁に穴が空いてたり、鏡面になっていたりと凝っていた。
薄暗い部屋が時々あるのも雰囲気にあっていた。
作品はたくさんあって見応えあり。
大きな戦争を現実として目の当たりにした人たちが
挑む、頭の中の世界、夢の中の風景、現実を超えたもの。
表現に対しても〝打ち克つ”強い〝戦い"の意思を感じた。
高度な?ただの?落書きじゃないのか?というものへ
も全力で打ち込んでいる。ユーモアのきわどい綱渡り。
会場内では、シュルレアリスム宣言をはじめ、当時の著作物からの
文章の引用もあった。使命感をおびた文章はその勢いは感じつつも
一回読んでも、んんん、わかりやすくは書いてない文章。。
そして思い出した。昔、『超現実主義宣言』を読んでみるぞー! (もちろん日本語訳)
と意気込んで文庫本を購入して数ページ読んで本棚に眠っていたことを。。
挑んでみようかな。
絵も文も「伝えること」と「発信すること」の関係が
今とは違っているんだろうなとも思った。
シュルレアリスム展
―パリ、ポンピドゥセンター収蔵作品による―
5月9日(月)まで
国立新美術館
http://www.sur2011.jp/index.html
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